自分の着物サイズの目安
リユース着物を有効活用するにはサイズが肝心です。実際にリユース着物を着るようになって、サイズについて気付いたことをまとめてみました。
★身丈=身長が最適だけどアバウトでOK
身丈とは着物の長さのことで、身長と同じくらいが最適です。母親世代の着物は短いものが多いですが、おはしょりで調節できるから、±10cmくらいの融通はききます。初心者が着やすいのは±5cm以内くらいです。
★裄のサイズが肝心
裄(ゆき)は背中心から袖口までの長さのこと。
首の後ろの付け根のグリグリから、手首のぐりぐりあたりまでを計りましょう。
ちなみに身長160cm中肉中背の御影ライムは、裄65cm±2cm程度。
昔に比べて現代の方が長めに着る傾向になっていて、呉服屋さんでは「今はぐりぐりが隠れる67㎝くらいでないとおかしいですよ」と言われたりしますが、多少短めでも違和感はありません。
また普段着や夏は短め、冬は長め。
レトロ着物は裄が短いものが多いのでよく確認しましょう。
★普通サイズなら後ろ巾28~30前後
身巾は着物の巾を現していて、後ろ巾は後ろ身ごろの中央から脇までのサイズ。大体30cm前後です。御影ライムのジャストサイズは29cm。多少の太い細いは調整できますが、27cm以下は明らかに細め、32cmを超えると明らかに太め。ご自分の体型と相談してくださいね。きもの初心者はどちらかというと細めの方が着付けやすいです。
★袖丈は49cm前後が一般的
現代のプレタサイズでは、身丈160cmに対して袖丈は49cmくらいが標準。昔、長いものが流行ったときもあり、また茶道用は短目など、用途や流行により変化します。遊び着で袖の長さはそれほど気にすることはありません。ただし、着物インナーがびじゅばんなら袖丈はなんでもOKですが、長襦袢なら持っている襦袢と同じ裄、袖丈を選ぶようにしましょう。