週末ごとにお天気が崩れがちですが、先日、豪雨をさけつつ
晴れてらすの新展開に向けて伊勢方面へ参拝旅行。
まずは何はともあれ伊勢神宮の外宮、内宮へ
出発直前まで、着物で正式参拝をと思っていましたが、
この暑さでは倒れてしまいそうなので断念しました。
引き締まった空気が漂う神宮とは一変し
猫がダラリと寝そべっている参道は、それはそれで好きです。
翌日は、雨の予報を覆しお天気が持ちそうなので、急遽ゴルフへ
練習を続けているのに、いつまで経っても上手くなりません。
雨に打たれずにプレイできただけでもありがたい・・・。
奈良から三重にかけて豪雨が迫ってきている3日目の朝、
いよいよ雨粒が見えるほどの土砂降りです。
椿大神社に立ち寄って帰るだけだから、まあ、仕方がない。
ところが、だんだん近づくにつれて、椿大神社の上だけ青空が広がって
はい、雨上がりの神社へ到着！！
ご祈祷を受け、素敵なお茶室『鈴松庵』でお薄をいただき
結局、ほとんどお天気に左右されることなく旅を終えました。
お天気に恵まれることはよくあることで、これが不思議体験ではありません。
実は、一泊目の夜のこと
12時過ぎに目が醒め
眠れないままにテレビを見たり雑誌を読んだり
・・・シャッシャッ、シャッシャッ
明日はゴルフだから、いいかげんに寝なくっちゃ
テレビもライトも消しました。
・・・シャッシャッ、シャッシャッ
なにか聞こえるんですよね～
主人のベッドの方から、シーツを足で擦るような音が・・・
さっきからちょっと気になっていたものの
テレビが付いていたときにはスルーしていたんだけど
真っ暗になったらはっきり聞・こ・え・る
枕元のライトをつけて主人を見ると
すやすや眠っていて、足なんか動かしていない
・・・シャッシャッ、シャッシャッ
えっ？ いったいなに！？
寝ようとすればするほど
もう怖くって、冷や汗が出てきて、目が冴える
いや、耳が冴える
・・・シャッシャッ、シャッシャッ
ところが、その音よりもさらにしっかりと、主人の寝息が聞こえてきたのです。
そうだ、小さな音だけで怖がることはない
本当に怖くなったら父さんを起こせばいい
側に居てくれる人がいるって、なんて心強い
こうして夫婦で旅行ができるだけでありがたいなあ
思えば、母は私の年齢の時にはもう父の介護が始まっていたし
主人の両親は気が合わなくて二人だけの旅行なんて考えられなかったし
姉たち夫婦はよく一緒に旅行に行っていたけれど、夫が早く旅立ってしまったし
今の私は本当にありがたい状況にいるんだなあ
と、しみじみ有難屋気分に浸っていると、いつしか音は消えていました。
滅法恐がりの主人には、旅行から帰るまでこの話をしませんでした。
さて、帰宅後に伝えると
「それコロンや！！」
ああ、そうだ
去年亡くなったうちのワン子は、吠える代わりに
前足でベッドの縁をシュッシュッと掻いて「上げて」とよく言っていました。
そう言えば旅先で「いつもコロンも一緒に連れてきてたのにねえ」と思い出話をしていたのです。
「私も来てるよ」
そう教えてくれていたんですね。
